自閉症児、特に年少の自閉症児によくみられる行動に、クレーン現象というものがあります。
この自閉症児のクレーン現象とは、正式な医学的用語ではありませんが、自分の要求を他人に示すときの特徴的な行動とされ、例えば、何かほしい物があるときに、その物がある所まで他人の手首を掴んで連れて行くという行動をいいます。
定常の発達児であれば、他人は自分の要求を理解していないという前提で要求を言葉で伝えますが、自閉症児のクレーン現象は、他人は自分の要求を理解しているという前提があるために生じる行動と考えられています。